相続した実家を売りたい｜仲介と買取で悩んだお客様の実例から学ぶ空き家売却の選び方

こんにちは！
埼玉県さいたま市大宮区を拠点に、全国で不動産・空き家の買取を行っているミライズ不動産です(^^♪

「相続した実家が空き家のままで困っている」
「遠方で管理もできず、どうすればいいかわからない」

近年、こうしたご相談が増えています。
今回は、相続した実家を売却したあるお客様のケースをもとに、「仲介」と「買取」それぞれの違いと選び方をわかりやすくご紹介します🙌

相続した実家、3年間そのまま放置

ご相談をくださったのは、都内にお住まいの50代の女性です。
数年前に埼玉県内の実家を相続されたものの、誰も住む予定がなく、管理も手が回らずにそのまま放置していたそうです。

「思い入れはあるけど遠くてなかなか行けないし、何から手をつけていいか分からなくて…」
そうしているうちに3年が過ぎ、庭木が伸び、ついに近隣から苦情が入るようになったのがきっかけで、ようやく売却を検討されたとお話ししてくださいました。

当初は「できるだけ高く売りたい」という思いから、地元の不動産会社に仲介を依頼。
専任媒介契約を結び、ポータルサイト掲載やチラシ配布など、販売活動をスタートしました。

しかし現実は厳しく、築40年以上経過した建物は老朽化が目立ち、内見が入っても成約には至りませんでした。

「問い合わせはあっても、“リフォーム費用がかかる”“駅から遠い”などの理由で、なかなか決まらなかったそうです。」

半年ほど経った頃には、管理と税金の負担が重く感じられ、「このままで本当にいいのか」と迷うようになったといいます。

このお客様は半年間の販売活動を通じて、「仲介のメリット」と「デメリット」の両方を実感されました。

「焦らず待てば売れるかもしれない」という希望を持ちながらも、固定資産税の通知や庭の管理の手間を考え、“スピードを重視した選択”を意識し始めたそうです。

そんな時に、知人の紹介をきっかけにミライズ不動産へご相談をいただきました。
現地調査と査定を行い、数日後にご提示したのは買取による早期売却のご提案でした。

査定額は、仲介で想定していた価格よりも少し低いものでしたが、
「清掃も不要」「内見対応もなし」「契約から最短1ヶ月で現金化」という条件が決め手になり、買取による売却を選ばれました。

「最初は少し悩みましたが、結局これ以上引き延ばすよりも安心できると思いました」と話されていました。

不動産の買取とは、不動産会社が直接物件を購入する仕組みのことです。
買主を探す仲介とは異なり、契約から決済までのスピードが速いのが特徴です。

仲介は「価格を重視したい方」、買取は「スピードや手間を重視したい方」に向いています。

今回のお客様は、買取による売却を選んだ結果、
契約からおよそ3週間で全ての手続きが完了しました。

「長年気になっていた実家をようやく手放せて、気持ちがすごく楽になりました。もっと早く相談していれば良かったです」と話されていました。

老朽化した建物は時間が経つほど資産価値が下がり、維持管理のコストもかさんでいきます。
“今のタイミングで動けたこと”が、お客様にとって大きな安心につながったようです。

今回のケースでは、結果的に買取が最適な方法となりましたが、
すべての人に買取が向いているわけではありません。

それぞれの方法にはメリット・デメリットがあります。
大切なのは、「自分が何を優先したいのか」を明確にすることです。